「アリス マッドネスリターンズ」をとりあえずノーマルモードでクリアしたので感想など。プレイしたのは PS3 版。
良かったところ
- 雰囲気がいい。
- ステージがとっても綺麗。
- アリスの服が数種類あって、どれも結構かわいい。
- 敵の強さがちょうどいい。馬鹿みたいに強い敵とかはいない。
- なので、ゲームの難易度的もそれなり。
- 各ボタンの武器の割り当てが使いやすい。
- アリスがかわいい。
- 敵のデザインもいい、というか好み。
- 2周目からは割と無双できるw
- アリスの回避行動のエフェクトが綺麗。
良くなかったことろ
- 強制カメラ固定の場所とか時間があるのは勘弁してほしい。
- ジャンプと蒸気を繰り返し続けるステージが多すぎる。
- ミニゲーム。ミニゲーム自体は楽しいけど、強制なのがつらい。滑り台もそう。そして多すぎる。
- 武器の種類もうちょっと増やしてほしかった。
- ラスト以外にボスがいない。がっかり。ラストのボス戦もどっちかというと雑魚敵にイライラする。
- ワンパターンだなぁと思うところがしばしば。ちょっとした広場があったら必ず雑魚集団と戦闘とか。
- 日本語版だけど、字幕のフォントが綺麗じゃない。あと大きな文字のときの文字間のバランスが、ちょっと……。
- 好きなときにチェシャ呼ぶのができなくなった。
- 死に方のパターンが少ない。敵もアリスも。
良くないところもいっぱいありましたが、全体的には満足です。
前作やった人でも評価が分かれてるみたいですけど、自分としてはアリスの続編で雰囲気がよくできてるというだけで及第点でした。
そうそう、精神病院から抜けるとこの途中で天井見て「うわわわ」ってなりました。
あれは流石にキモいw
アリス自体がそこそこ強いのでアクション苦手でも大丈夫そう。DLC で便利なドレス買えるし。
この記事で興味が湧いたら買ってみてもいいかもしれませんね!
繰り返しになりますが、自分は十分楽しめました。
2周目はトロフィーとか未回収のものとか集めながら進めようと思います。
東京創元社の創元クライム・クラブから出版されている倉阪鬼一郎の「薔薇の家、晩夏の夢」のレビューです。
短いですが例によってネタバレありますので、嫌な方はここでやめておいたほうがいいかもしれません。
単行本の帯には
赤いランドセルを背負い通った薔薇の丘の上、
伯父さんからもらった
最後の「宿題」は
世界の秘密の鍵だった――。
とありますが、読んだ感想では世界の鍵でも何でもなくて、雰囲気小説って感じでした。
いや主人公のミコにとっては世界の鍵かもしれないですけど。
伯父さんから毎日「宿題」という名の暗号を貰って、それを解くという遊びですね。
普段ミステリとか読まないので分からないんですけど、ああいう暗号ってありなんですかね? ありならありで別に構いませんけど。
ストーリーは本当に何ともないものなので説明しづらいです。
風と薔薇と洋館の世界を楽しむ本だと思えばまだ何とか……。
そうそう、本作に出てくる薔薇言語ですけど、正直ちょっと微妙でした。
舞台を彩る装飾としても何かくどいような気がしてしまって……。
気に入った方がいたら申し訳ないですが。
ここからは完全なネタバレですが、メアリを殺した人は最初のほうから誰かまるわかりなので、謎解きとかいうものではないですよね。
マコは実際にはいないっていうのも、夏彦がミコにしか話しかけていないことと、父親である冬彦と会話しているのもミコだけ、というシーンが多かったので薄々感じてはいましたが、冬彦が死ぬ直前あたりで確実だなーと感じました。
母親のひとみについても、まともに会話しているのが冬彦のみだったので変だと感じましたね……。冬彦がナイフで斬りかかる場面で何となく確信できたというか。
ミコの実際の年齢も、中盤あたりで気づけるかなーと思います。
全部読み終わった後、ミコの容姿、年齢、振る舞いなどを合わせて、ストーリーをなぞりながらにやにやするのもいいんじゃないでしょうかw
個人的にはミステリというより、暗号文をアクセントに使った幻想小説に分類したいところです。
他人に勧められるかと訊かれたら、微妙ですね。たぶん「やめたほうがいいかもしれない」と答えるかもしれません。
こういう雰囲気小説が好きな人になら勧められますけどね。
1回でお腹いっぱいな感じの小説なので、もし読み返すにしても5年後くらいでしょうかねぇ。
ここ何巻かで思いましたが、大治郎がどんどん表で活躍するようになった気がします。
小兵衛はその裏で手助けするように動くというふうに。
第三十三話「暗殺」の以下のやりとりはすごくかっこよかった。
「弥七…あれでいいだろう?」
「大先生…これで世の中がすこしはしずかになりやしょう。」
弥七もいい人だよね、本当に。
第三十四話の「雨避け小兵衛」みたいに、昔は凄かった人が落ちぶれたり、見る影もなかったりする話がときどきあるけど、あれは本当に悲しい気分になる。
ちょっと違うけど、6巻 第二十三話の「箱根細工」とかもそう。
今回のメインは第三十五話の「三冬の縁談」ですね!
最近大治郎も三冬もお互いを意識してきてて見てて楽しいですw
漫画での描写の仕方もあるんでしょうが、このやきもきさせる感じは、もう……。
結局破談となって、例によって小兵衛が裏で活躍って感じでしたが、いい話でした。
第三十六話の「たのまれ男」でまたちょっと暗い話になってしまうわけですが……。
こっちはいつものような話。
嫌いじゃないけど、気分が少し暗くなっちゃうね。
そういや、8巻で出た手裏剣お秀はもう出ないのかな。
結構好きなキャラなんですよねw
遅ればせながら、9巻を購入しました。
表紙がひまわりいっぱいで夏っぽくていいですね!
あと書きにもありましたが、今回はイカ娘メインじゃない話が多かった印象でしたが、その分、他のメインキャラが立っていて何か興味深かったです。
早苗は相変わらずっていうか、9巻では大人しかったですね。
158話と159話の間にあるおまけ1コマみたいなページではあれでしたけどw
イカ娘はだいぶ前から読んでいるんですが(1巻が出た頃くらい?)、毎回好きなのは、たけるの友達のイカ娘親衛隊が出てくる話です。サッカーの回はすごく楽しめました。
今回もドッジボールがあって、リーダーの少年の気の遣いっぷりに和みましたw
それとあれですね、南風のおっさんの苦悩顔がよかったですw
角川ホラー文庫から出ている「出口なし」のレビューです。著者は藤ダリオ。
読み始めは「CUBE」を思わせる舞台ですが、作中で「映画の CUBE みたい」という感じのことを言っています。
確かに、似てはいますがルールやらなんやら色々と違いますね。
でも密室からの脱出ものということで、どうしても CUBE の影がちらついて迫力不足に感じてしまいます。
全体的に薄味な印象。
結局謎は解けないままっていうのは別にいいんですが、もうちょっとかっこよく終わって欲しかったかも。
主人公はやっぱり頼りない奴だってことを書きたかったのかもしれませんけどね。
どの登場人物もいまいち魅力がない気がするので余計に楽しみづらい本でした。
でもこれは実質デビュー作で作者は小説以外のキャリアがすごい人らしいので今後に期待ですね。
それと、この作品に限りませんが、もういい加減に作中でチャットとかの解説はなくてもいいんじゃないかと思うんですが、そうもいかないんでしょうか。
ハンドルネームの説明とかも。正直ちょっとダレちゃいますよ。