Review › 剣客商売 9巻

ここ何巻かで思いましたが、大治郎がどんどん表で活躍するようになった気がします。
小兵衛はその裏で手助けするように動くというふうに。
第三十三話「暗殺」の以下のやりとりはすごくかっこよかった。

「弥七…あれでいいだろう?」
「大先生…これで世の中がすこしはしずかになりやしょう。」

弥七もいい人だよね、本当に。

第三十四話の「雨避け小兵衛」みたいに、昔は凄かった人が落ちぶれたり、見る影もなかったりする話がときどきあるけど、あれは本当に悲しい気分になる。
ちょっと違うけど、6巻 第二十三話の「箱根細工」とかもそう。

今回のメインは第三十五話の「三冬の縁談」ですね!
最近大治郎も三冬もお互いを意識してきてて見てて楽しいですw
漫画での描写の仕方もあるんでしょうが、このやきもきさせる感じは、もう……。
結局破談となって、例によって小兵衛が裏で活躍って感じでしたが、いい話でした。

第三十六話の「たのまれ男」でまたちょっと暗い話になってしまうわけですが……。
こっちはいつものような話。
嫌いじゃないけど、気分が少し暗くなっちゃうね。

そういや、8巻で出た手裏剣お秀はもう出ないのかな。
結構好きなキャラなんですよねw